大人も絵本が読みたい

自分が自分のために読んだ絵本を紹介します。

英国の特に優れた子ども向け絵本の画家に贈られる「ケイト・グリーナウェイ賞」受賞作品をすべて紹介

 前回、米国のコールデコット賞に関する記事を書きました。今回は、英国の絵本賞「ケイト・グリーナウェイ賞」について調べてみました。以下、Wikipediaケイト・グリーナウェイ賞」よりの引用です。

 

ケイト・グリーナウェイ賞(ケイト・グリーナウェイしょう、Kate Greenaway Medal)は、イギリスの絵本作家ケイト・グリーナウェイにちなんで1956年に英国図書館協会によって設立された賞。1年間にイギリスで出版された絵本のうち、特に優れたものの画家に対して贈られる。

ケイト・グリーナウェイ賞 - Wikipedia

 

 これだけしか分からなかったのですが、ケイト・グリーナウェイというのは、「19世紀において子供を『子供』として絵描いた数少ない画家の一人」とありました。ですから、絵作者にスポットライトを当てているのでしょうか?そこが米国のコールデコット賞との違いかもしれません。

 

A Treasury of Kate Greenaway
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ケイト・グリーナウェイ ---ヴィクトリア朝を描いた絵本作家 (らんぷの本)

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  • 発売日: 2012/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 では、1956年(1回目)からの受賞作を一気に振り返っていきます。

 

 

英国ケイト・グリーナウェイ賞受賞作一覧(年代順)

1950〜1960年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
  1955年
Prize withheld as no book considered suitable
チムひとりぼっち (世界傑作絵本シリーズ)

1956年(第1回)


Tim All Alone
『チムひとりぼっち』
 エドワード・アーディゾーニ

Mrs Easter And The Storks

1957年(第2回)


Mrs Easter and the Storks
 V・H・ドラモンド

  1958年
Prize withheld as no book considered suitable

1959年(第3回)


Kashtanka and A Bundle of Ballads
 ウィリアム・ストッブズ

ウィンクルさんとかもめ (大型絵本)

1960年(第4回)


Old Winkle and the Seagulls
『ウィンクルさんとカモメ』
 ジェラルド・ローズ

コクルおばあさんとねこ (児童書)

1961年(第5回)


Mrs. Cockle's Cat
『コクルおばあさんとねこ』
 アンソニー・メイトランド

ワイルドスミスのABC (ブライアン・ワイルドスミス作品選)

1962年(第6回)


A.B.C
ブライアン・ワイルドスミスのABC』
 ブライアン・ワイルドスミス

ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん

1963年(第7回)


Borka: The Adventures of a Goose With No Feathers
『ボルカ はねなしガチョウのぼうけん』
 ジョン・バーニンガム

シェイクスピアの劇場―グローブ座の歴史 (ちくま文庫)

1964年(第8回)


Shakespeare's Theatre
シェイクスピアの劇場グローブ座の歴史』
 ウォルター・ホッジス

Three Poor Tailors

1965年(第9回)


The Three Poor Tailors
 ヴィクター・アンブラス

マザーグースのたからもの(The Mother Goose Treasury)

1966年(第10回)


Mother Goose Treasury
マザーグースのたからもの』
 レイモンド・ブリッグズ

しあわせどおりのカナリヤ (チャールズ・キーピング作品集)

1967年(第11回)


Charley, Charlotte and the Golden Canary
『しあわせどおりのカナリヤ』
 チャールズ・キーピング

西洋騎士道事典

1968年(第12回)


Dictionary of Chivalry
『西洋騎士道事典』
 ポーリン・ベインズ

うちのペットはドラゴン

1969年(第13回)


The Quangle Wangle's Hat and The Dragon of an Ordinary Family
『カングル・ワングルのぼうし』
『うちのペットはドラゴン』
 ヘレン・オクセンベリー

1950年末〜1960年代(第1回から第13回目まで)紹介しました。んだことのある絵本は少ないですが、挿絵がとても美しい絵本が多く興味引かれました。

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1970年代の受賞作一覧

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表紙 詳細
ガンピーさんのふなあそび (海外秀作絵本)

1970年(第14回)


Mr Gumpy's Outing
『ガンピーさんのふなあそび』
 ジョン・バーニンガム

海の王国

1971年(第15回)


The Kingdom under the Sea
『海の王国』
 ヤン・ピエンコフスキ

きこりとあひる (1979年) (ヨーロッパ創作絵本シリーズ)

1972年(第16回)


The Woodcutter's Duck
『きこりとあひる』
 クリスティナ・タースカ

さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)

1973年(第17回)


Father Christmas
『さむがりやのサンタ』
 レイモンド・ブリッグズ

風がふいたら (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

1974年(第18回)


The Wind Blew
『風がふいたら』
パッチ・ハッチンズ

1975年(第19回)


Horses in Battle and Mishka
『バイオリンひきのミーシカ』
 ヴィクター・アンブラス

郵便局員ねこ

1976年(第20回)


The Post Office Cat
郵便局員ねこ』
 ゲイル・E・ヘイリー

Dogger

1977年(第21回)


Dogger
『ぼくのワンちゃん』
 シャーリー・ヒューズ

もものきなしのきプラムのき (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

1978年(第22回)


Each Peach Pear Plum
『もものきなしのきプラムのき』
 ジャネット・アールバーグ

おばけやしき (大型しかけえほん)

1979年(第23回)


Haunted House
『おばけやしき』
 ヤン・ピエンコフスキ

1970年代(第14回から第23回目まで)紹介しました。「ガンピーさんのふなあそび」「さむがりやのサンタ」はよく読みました。「おばけやしき」は凝った仕掛け絵本です。息子が好きで読んでいました(グシャグシャになるぐらい)。

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1980年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
マグノリアおじさん (クエンティン・ブレイクの絵本)

1980年(第24回)


Mr Magnolia
マグノリアおじさん』
 クェンティン・ブレイク

The Highwayman (Oxford Children's Classics) (English Edition)

1981年(第25回)


The Highwayman
 チャールズ・キーピング

ニョロロンとガラゴロン (講談社の翻訳絵本シリーズ)

1982年(第26回)


Long Neck and Thunder Foot and Sleeping Beautyand Other FavouriteFairy Tales
『ニョロロンとガラゴロン』
 マイケル・フォアマン

すきですゴリラ (あかねせかいの本 (12))

1983年(第27回)


Gorilla
『すきですゴリラ』
 アンソニー・ブラウン

ハイワサのちいさかったころ (ほるぷ海外秀作絵本)

1984年(第28回)


Hiawatha's Childhood
『ハイワサのちいさかったころ』
 エロール・ル・カイン

Sir Gawain and the Loathly Lady

1985年(第29回)


Sir Gawain and the Loathly Lady
 Juan Wijngaard

スノー・ホワイト・イン・ニューヨーク

1986年(第30回)


Snow White in New York
スノーホワイト・イン・ニューヨーク』
 フィオナ・フレンチ

やったね カメレオンくん (児童図書館・絵本の部屋)

1987年(第31回)


Crafty Chameleon
『やったねカメレオンくん』
 アドリエンヌ・ケナウェイ

ねむれないの?ちいくまくん (児童図書館・絵本の部屋)

1988年(第32回)


Can't You Sleep Little Bear?
『ねむれないの?ちいくまくん』
 バーバラ・ファース

War Boy: A Country Childhood

1989年(第33回)


War Boy: a Country Childhood
『ウォー・ボーイ 少年は最前線の村で大きくなった。』
 マイケル・フォアマン

1980年代(第24回から第33回目まで)紹介しました。「すきですゴリラ」はとても印象に残っている絵本です。とても不思議な絵本で、何度も読み返しました。

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1990年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
くじらの歌ごえ

1990年(第34回)


The Whales' Song
『くじらの歌ごえ
 ゲイルー・ブライス

大判 ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス

1991年(第35回)


The Jolly Christmas Postman
『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』
 ジャネット・アールバーグ

どうぶつえん

1992年(第36回)


Zoo
『どうぶつえん』
 アンソニー・ブラウン

トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉 (サトクリフ・オリジナル (4))

1993年(第37回)


Black Ships Before Troy
トロイアの黒い船団』
 アラン・リー

Way Home (A Red Fox picture book)

1994年(第38回)


Way Home
 グレゴリー・ロジャース

The Christmas Miracle of Jonathan Toomey

1995年(第39回)


The Christmas Miracle of Jonathan Toomey
 P・J・リンチ

いやだあさまであそぶんだい

1996年(第40回)


The Baby Who Wouldn't Go To Bed
『いやだ あさまであそぶんだい』
 ヘレン・クーパー

When Jessie Came Across the Sea

1997年(第41回)


When Jessie Came Across the Sea
 P・J・リンチ

かぼちゃスープ

1998年(第42回)


Pumpkin Soup
『かぼちゃスープ』
 ヘレン・クーパー

ふしぎの国のアリス (児童図書館・文学の部屋) 1999年(第43回)
Alice's Adventures in Wonderland
不思議の国のアリス
 ヘレン・オクセンベリー

1990年代(第34回から第43回目まで)紹介しました。何冊が読みたい絵本があります。挿絵が個性的な絵本が多いです。

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2000年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
ぜったいたべないからね (チャーリーとローラ)

2000年(第44回)


I Will Not Ever Never Eat a Tomato(Charlie and Lola)
『ぜったいたべないからね―チャーリーとローラのおはなし』
 ローレン・チャイルド

海賊日誌―少年ジェイク、帆船に乗る (大型絵本)

2001年(第45回)


Pirate Diary
『海賊日誌 少年ジェイク帆船に乗る』
 クリス・リデル

Jethro Byrde, Fairy Child

2002年(第46回)


Jethro Byrde, Fairy Child
 ボブ・グレアム

Ella's Big Chance: A Fairy Tale Retold

2003年(第47回)


Ella's Big Chance
 シャーリー・ヒューズ

ガリヴァー旅行記: ヴィジュアル版 (大型絵本)

2004年(第48回)


Jonathan Swift's "Gulliver"
『ヴィジュアル版ガリヴァー旅行記
 クリス・リデル

オオカミ (世界の絵本コレクション)

2005年(第49回)


Wolves
『オオカミ』
 エミリー・グラヴェット

  2006年
The award date is the year of publication before 2006, the year of presentation
after 2006.
The Adventures Of The Dish And The Spoon

2007年(第50回)


The Adventures of the Dish and the Spoon</ strong>
 ミニ・グレイ

Little Mouse's Big Book of Fears (Kate Greenaway Medal)

2008年(第51回)


Little Mouse's Big Book of Fears</ strong>
 エミリー・グラヴェット

Harris Finds His Feet (Tiger Tales)

2009年(第52回)


Harris Finds His Feet
 キャスリン・レイナー

2000年代(第44回から第52回目まで)紹介しました。米国コールコデット賞は2000年になると受賞作のテイストががらっと変わった気がしますが(個人的見解)、こちらは一貫しているような。

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2010年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
さよならをいえるまで

2010年(第53回)


Harry and Hopper
『さよならをいえるまで』
 フレイア・ブラックウッド

FArTHER

2011年(第54回)


FArTHER
 グレアム・ベイカー=スミス

怪物はささやく (創元推理文庫 F ネ 2-1)

2012年(第55回)


A Monster Calls
怪物はささやく
 ジム・ケイ

ブラック・ドッグ

2013年(第56回)

 

Black Dog
『ブラック・ドッグ』
 レヴィ・ピンフォルド

ちがうねん

2014年(第57回)


This is Not My Hat
『ちがうねん』
 ジョン・クラッセン

シャクルトンの大漂流

2015年(第58回)


Shackleton's Journey
シャクルトンの大漂流』
 ウィリアム・グリル

The Sleeper and the Spindle: Winner of the Cilip Kate Greenaway Medal 2016

2016年(第59回)


The Sleeper and the Spindle
 クリス・リデル

こどものなかま

2017年(第60回)


There Is a Tribe of Kids
『こどものなかま』
 レイン・スミス

うみべのまちで

2018年(第61回)


Town is by the Sea
『うみべのまちで』
 シドニー・スミス

The Lost Words

2019年(第62回)


The Lost Words
 ジャッキー・モリス

2010年代(第53回から第62回目まで)紹介しました。既に何冊か読んでいます。翻訳されたら読みたいですね。

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2020年代の受賞作一覧 

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表紙 詳細
 内なる町から来た話

2020年(第63回)


内なる町から来た話
 ショーン・タン

この まちの どこかに (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

2021年(第64回)


この まちの どこかに
 シドニー・スミス

  2022年(第65回)
  2023年(第66回)
  2024年(第67回)
  2025年(第68回)
  2026年(第69回)
  2027年(第70回)
  2028年(第71回)
  2029年(第72回)

2020年代(第63回から第72回目まで)紹介中です。ここは今後追加していくつもりです。

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